伝染性の病気で死亡率の高いものは、幸いワクチン接種または予防薬で予防できます。
予防ワクチンが普及してから日本では大規模な発生は見られませんが、再発生する危険はつねにあります。
定期的な予防接種を必ず行ってください。
高橋ナツコ(DCA)
伝染性の病気で死亡率の高いものは、幸いワクチン接種または予防薬で予防できます。
予防ワクチンが普及してから日本では大規模な発生は見られませんが、再発生する危険はつねにあります。
定期的な予防接種を必ず行ってください。
高橋ナツコ(DCA)
生まれつきの血管の病気や肺動脈、大動脈の弁、その他の弁に異常があったり、心室や心房に穴があいていたりすることによって、心臓がうまく働かなくなってしまう病気です。
ひとくちに心臓病といっても、どの病気であるかはいろいろ専門的な検査が必要になりますが、それが明らかになれば、多くは手術でなおります。
高橋ナツコ(DCA)
垂れ耳のものや耳のなかに毛が密集している犬は、耳のなかが乾燥しにくいため細菌が繁殖しやすく、炎症もおこしやすいのです。
耳の病気でいちばん多いのはこの外耳炎です。
その原因は、耳アカのたまりすぎ、不潔、耳ダニ、栄養不良、ホルモンの病気などによって細菌がはびこり、耳道に炎症がおこるものです。
ときには真菌〈カビの一類〉によることもあります。
症状は耳をさわるといやがる、耳がくさい、、耳だれがでる、ひんぱんに耳をかく、頭をふる、首をかたむけるなどで見わけられます。
とくに外耳炎をひどくすると、鼓膜をやぶって中耳にまで炎症がひろがります。
病気に気づいたら、すぐに病院で治療を受けてください。
予防は、耳のなかをいつも清潔にすること、定期的に耳のなかの毛をきれいにぬいてもらい、そのあとをよく消毒してもらうことです。
高橋ナツコ(DCA)
飼い主にとって、よりよいお医者さんに見てもらいたいと思うのは当然でしょう。
ということは、見てくれる獣医師が、あなた自身にとって"よいお医者さん"になってもらうように心がけなければなりません。
では、よいお医者さんとはどんなお医者さんでしょうか。
(1)犬の飼いかたについて、これだけははずせないという一生のガイドラインを親切に教えてくれる。
つまり、犬の一生の飼いかたのポイント(食事やしつけ)をいってくれるお医者さん。
(2)かかりやすい病気、こわい病気の予防についてよく教えてくれるお医者さん。
(3)病気になって病院に連れていったとき、ふだんの状態も含めてよく事情をたずねて、病気の原因や現在の状態をよく説明してくれるお医者さん。
(4)便の検査を含め、最低限の検査をもれなくやってくれ、フィラリア症にかかっているかどうかも見てくれるお医者さん。
(5)必要なワクチンを打っていないとき、あるいは期限がすぎていればただちにすすめてくれるお医者さん。
(6)病院が清潔に保たれているお医者さん。
病院に入ったとき、犬や猫の異臭、アンモニアなどの悪臭がただよっているようでは困ります。
(7)整理整頓がゆきとどいているお医者さん。
診察室がちらかっていたり、掃除がゆきとどいていないなどがあってはならないことです。
(8)診察室に新しい本が並んでいて、たえず読まれている形跡がはっきりしているお医者さん。
これはそのお医者さんがよく勉強している証拠です。
10年も20年もむかしの本ばかりがホコリをかぶっているようでは論外です。
(9)診察室に入って寒すぎず、暑すぎない。
異常に寒かったり暑かったりするのも問題です。
(10)犬猫の声がうるさくなく、病院が静かなこと。
食事や散歩の時間でもないのに、入院室からワンワン、キャンキャンという声がしないかどうか。
なき声がうるさいようなら、入院している犬や猫の安静が保たれていないことになります。
(11)気軽になんでも話を聞き、相談に答え費用についても詳しく説明してくれるお医者さん。
これまであげた条件を満たしながら、しかもあなたの好みに合い、十分にコミニュケーションを保てる先生であれば、"いいお医者さん"だということになるでしょう。
これらの条件を参考にしながら、十分にコミュニケーションのとれるお医者さんをもつことです。
しかし、どんなにすばらしいお医者さんでも、すべての飼い主を満足させることはできません。
というのも、お医者さんにかかる飼い主自身もお互いに、完全な人間ではないからです。
高橋ナツコ(DCA)
犬の様子がふだんと違うとなれば、まず病気ではないかと考えてやることは大切です。
しかし、その違いがよくわかるのは、あくまで急性の場合です。
症状が目だつからこそ、飼い主も病気と判断できるわけです。
しかし、病気は症状がはっきりしている急性のものばかりとは限りません。
そこで問題になるのが慢性病です。
慢性になると、症状はなかなかおもてにでませんから、専門家でも、いよいよ重体になるまで見すごすことになりやすいのです。
飼い主自身も、その症状にならされてしまうのです。
たとえばよだれが多い、口がくさいなどということがあっても、だんだんそれに慣れてしまいますから、毛や皮フの色の変化なども飼い主にはわからないこともしばしばです。
これらは歯や歯肉、ホルモン、腎臓などの慢性の病気の特徴ですから、こうした慢性の病気の発見のためにも、一日ドッグなどの検診がたいへん重要だということがよくわかっていただけると思います。
犬は1年で、5歳に成長します。
2年で完全に成熟することになり、それ以後犬の1年は人間の4年に当たります。
ですから、年に1度の健康診断は、人間にたとえればそれでやっと4年に1度ということになります。
そこで、もっとも理想的なのは、
(1)成長期の最初の1年は、毎月の検診を受ける
(2)10歳までは年2回の検診を受ける
(3)10歳すぎでは1年に4回の定期検診を受ける。
ということです。
高橋ナツコ(DCA)
世間には、犬の飼いかたの本がたくさんでまわっています。
とくに、名犬の育てかたの本が目につきます。
しかし、それらはそれぞれの著者の好みが反映されているのであって、その本に書かれている通りに飼うことは、多くの人にはむずかしかったり、大へん手間がかかったりということが多いようです。
犬の飼いかたにも、誰にでもできるやさしいものから、専問家なみのむずかしいものまであるのです。
むずかしく飼う方法はいくらでもあるというわけです。
しかし、犬を飼うことはそんなにむずかしいのでしょうか。
決してそうではありません。
おとなでも子どもでも、そしていつでも手軽に飼えるのが本当なのです。
その意味でも、"案ずるより生むが易し"です。
げんに日本でも先進国でも、多くの家庭で犬は立派な家族の一員になっているではありませんか。
それではなぜ、むずかしい飼いかたになってしまうかといえば、それらは飼いかたが間違っているからです。
飼いかたを間違えたために、健康な犬を病気にしてしまうのですし、よいしつけのちょっとしたコツを知らないために、やっかいなものにしてしまうのです。
高橋ナツコ(DCA)
入浴は、犬の体質や、毛質によってやり方が違います。
汚れやすいところで飼っている犬は、もちろん入浴が必要でしょうし、体臭が強い犬や油症の犬も、それに応じて入浴させる必要があります。
入浴には犬用のシャンプーを使いましょう。
刺激のあるものや、洗浄力の強すぎるものはさけてください。
シャンプーが目や耳に入ったら、十分に水洗いして、洗剤が残らないようにしてください。
入浴の目安としては、
(1)汚れた感じがするとき。
(2)においがするとき。
(3)定期的に皮フをくまなく見るという意味でも、月に一度はシャンプーしてやりたいものです。
家庭でできなければ、かかりつけの病院、犬の美容院でシャンプーしてくれます。
一カ月に一度の入浴をしているにもフケやぬ皮フに異常が認められたりしたら、必ずお医者さんの診察を受けることです。
高橋ナツコ(DCA)
ツメ切りは必要です。
十分に散歩させている犬は、ふつう、親指のツメ(地面につかない)以外、ツメを切る必要がありません。
というのは、歩いていてのびたツメが自然にすりへるからです。
しかし、小型犬のように大半を室内ですごしている犬は、ツメがそれほどすりへることはないのです。
ですから、月に1度はツメ切りをする必要があります。
ツメがのびていると、じゅうたんやタオル、毛布などにからまって生ヅメをはがしたり、ひどいときには骨折をおこしかねません。
ツメ切りそのものはむずかしくありませんが、みなさんが切ると、しばしば深ヅメをして、大さわぎになることがあります。
白いツメは血管が見えるので、切りやすいのですが、黒いツメは血管が見えないために深ヅメしやすいのです。
一度ツメ切りに失敗すると、その犬は大へんなツメ切り嫌いになって、病院でかるい麻酔をかけてツメを切るということにもなりかねません。
こうしたことを防ぐためにも、健康診断を受けた際に、病院で切ってもらうのが得策でしょう。
高橋ナツコ(DCA)
歯は、定期的にお医者さんに診察してもらいましょう。
歯石をそのままにしておくと、口臭が強くなり、歯肉炎、歯槽膿漏、歯根炎と病気が進行し、最後は歯がぬけることになりますから、定期的に歯石をとってもらいましょう。
歯が悪いと口臭が強く不潔ですし、腎臓や心臓ばかりではなく、全身に悪い影響を及ぼすことがあります。
これは人間も犬も、同じことなのです。
高橋ナツコ(DCA)
映画やテレビドラマなどでよく見かける警察犬は、生まれつき犬がもちあわせている鋭い嗅覚、闘争心を生かして訓練されています。
シェパード、ドーベルマン・ピンシェル、ボクサー、エアデール・テリアなどが活躍しています。
高橋ナツコ(DCA)